摘発のすすめ 関係機関や関係者との付き合い方(22)

 こうして関係機関と調整を図って合同摘発をするうちに、それぞれの県警や所轄署の警察官と親密な関係を結ぶようになるが、どんなに親しくなってもそこに一定のルールを作っておくことが肝要だ。
 最初にお話した俺が自分に課したルール、一方的に利用しないこと、利用されないこと、便利に使わないこと、使われないこと、できることとできないことを最初にはっきりと明示して付き合うこと、そして決して裏切らないということ、その他にも在るのかも知れないが、最低限、これだけの縛りを掛けておけば、徒に密着してしまって身動きが取れなくなるようなこともないし、そうかと言って妙に距離感があって、ギクシャクした関係に陥ることも無いだろう。
 こうした人間関係の構築が、生きている人を取り締まる入国警備官にとって、仕事をする上で非常に重要なものだと考える。
 苦労して構築した人間関係は必ず、君に困難を乗り越える力を与えるし、君の存在を必要とする人がそこにいるという喜びを与えてくれるものだ。

 続く

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